雨漏りの原因を確実に突き止める3つの調査方法と調査費用を徹底解説

「雨漏り調査の費用っていくらが相場なの?」「雨漏り調査で本当に原因が分かるの?」そう疑問に感じて雨漏りの調査について調べていませんか?

雨漏り修理で実施される調査方法の8割が目視による調査です。

目視による雨漏り調査は修理業者の知識や経験によって差があり、専門外の業者に雨漏り修理を依頼してしまうと「修理をしたのに雨漏りが止まらない」「クレームに対応してくれない」というトラブルに巻き込まれてしまいます。

そのため、雨漏り修理は目視調査だけではなく、「散水調査」や「赤外線サームグラフィー調査」など雨漏りの原因を正しく突き止めるために確実性の高い雨漏り調査を行い、適切に種類をすることが重要です。

そこで、この記事では雨漏り修理で失敗しない雨漏り調査の基礎知識について解説します。雨漏り調査の方法や費用相場、雨漏り調査会社(業者)の選び方について具体的にまとめました。

この記事を読むだけで、適正価格で高品質な雨漏り修理を実現できるようになるので是非、最後までお読み頂き参考にしてもらえればと思います。

1. 雨漏り調査の方法


雨漏りの調査方法は「目視調査」と「散水調査」と「赤外線サーモグラフィー調査」の3つの修理が普及しています。

雨漏り調査の8割が目視調査によるものだが、雨水の侵入経路を特定できないこともあり、再発する可能性が高いので注意が必要です。

「散水調査」や「赤外線サーモグラフィー調査」は実際に雨を再現したり、専用の機器を使用して温度差で雨水の侵入経路を突き止めることで目視調査と比べて再発のリスクを低減できる。

そのため、確実に雨漏りを修理するために目視による調査だけではなく散水調査や赤外線サーモグラフィー調査などの雨漏りに特化した調査を行うようにしましょう。

それでは、具体的に雨漏りの調査方法について解説します。

1-1.目視調査

出典:コウアイ

目視調査とは雨漏りの原因と思われる箇所を目で見て調査する方法です。

「無料雨漏り調査」と書いてある場合は、目視調査であることが一般的です。

「散水調査」や「赤外線サーモグラフィー調査」と比べて精度が低く、数箇所から複合して雨漏りが発生している場合、見落としてしまう危険があり雨漏りが再発する原因にもなります。

このように目視調査は雨漏りの標準的な調査方法ですが、「散水調査」や「サーモグラフィー調査」と比べて精度が低いので目視調査だけではなく、散水調査と併用して行うことが重要です。

1-2.散水調査

出典:東京雨漏り事情

散水調査はシャワーホースで水をかけて実際の雨漏りの状況を再現する調査方法です。散水調査で実際の雨を再現することで、目視調査よりも高い確率で雨漏りの原因を特定できます。

散水調査は1箇所ずつ水をかけて雨漏りの原因を追求していくために、調査に時間がかかります。また、調査費用が発生するので散水調査の実施は事前に修理業者に確認しておくことが重要です。
このように散水調査はシャワーホースで水をかけて実際の雨漏りの状況を再現する調査方法です。

1-3.赤外線サーモグラフィー調査

出典:サンカラー

建物を高感度の赤外線カメラで撮影する雨漏りの調査方法です。赤外線サーモグラフィー調査は散水調査の補助的な役割として実施されることが多く、散水調査では原因が分からない場合に赤外線サーモグラフィー調査が行われることが多いです。

屋根に断熱材が設置されている場合、散水調査を行っても断熱材がスポンジのように水を吸収してしまうために、水が内部に流れてきません。このような場合、赤外線サーモグラフィー調査を行い温度変化で雨水の侵入雨箇所を特定します。

ただし、サーモグラフィー検査は専用の機材を使用する高度な調査方法のために、散水調査よりも費用が高額になります。

このように赤外線サーモグラフィー調査は赤外線カメラを使用した調査方法で、散水調査と併用して利用されるのが一般的です。

2. 雨漏り調査の費用相場

目視調査は無料で実施してくれる業者も多いですが、大手リフォーム会社や訪問販売業者などは下請け業者に雨漏り調査を依頼するために目視調査であっても費用が発生することがあります。

また、散水調査や赤外線サーモグラフィー調査は基本的に有料で、散水調査は平均10万円前後、サーモグラフィー調査は平均15前後が相場です。

特に、屋根の雨漏り調査の際は足場が必要になることがあり、費用が8万円〜10万円ほど高くなります。

雨漏り調査では30万円を超えることはないので、雨漏り調査の内容と費用を確認して調査を依頼するようにしましょう。

3. 雨漏り調査会社(業者)の選び方

雨漏り修理は修理業者によって修理費用や対応できる雨漏り修理の内容が異なるために、調査方法よりも業者選びの方が重要です。

屋根の雨漏りは葺き替え(全面張り替え)を行えば修理できてしまうことから、営業に特化したリフォーム会社などは雨漏り調査を行わなずに「葺き替え工事」を提案することも少なくありません。

このように雨漏り修理で業者選びを間違えてしまうと、雨漏り調査すら行われないこともあるので注意が必要です。

それでは、ここからは雨漏り修理で失敗しない調査を依頼するべき修理業者の選び方について解説します。

3-1.雨漏りの原因や修理箇所の専門業者であること

雨漏り調査は修理箇所に応じた専門業者に依頼することが重要です。

大手リフォーム会社や工務店などの場合、雨漏り調査であっても下請けの専門業者に雨漏り調査を委託するために目視調査であっても費用が発生することがあります。

特に、営業の意識が強い業者は相場よりも高額な金額で雨漏り調査を実施したり、屋根を全面張り換える葺き替え工事を提案したり高額な雨漏り修理を提案されることがあります。

一方で、屋根の雨漏りなら「屋根業者」。窓サッシやベランダ雨漏りなら「塗装業者」といったように、雨漏りの修理箇所に応じた専門業者に雨漏り調査を依頼することで、適正価格と高品質な雨漏り修理を実現できる可能性が高いです。

このように雨漏り修理で損をしないために雨漏りの原因や修理箇所の応じた専門業者に修理を依頼することが重要です。

3-2.雨漏り修理に有効な資格を保有していること

雨漏り調査の際は、雨漏り修理に有効な資格を有している業者に依頼すると確実な修理を実現できる可能性が高いです。

雨漏り修理は窓サッシに交換や天窓(トップライト)の交換など、住宅の構造に直接手を加えることが多いです。そのため、建物の設計に関する国家資格である建築士などの資格を保有している業者は建物の構造に関して精通しているために確実性の高い雨漏り修理を実現できます。

このように雨漏り修理で雨漏り調査を選ぶ際は、建築士などの雨漏り修理に有効な資格を保有している業者を選ぶと確実な雨漏り修理を実現できる可能性が高いです。

まとめ

いかがでしたか?雨漏り調査についてご理解いただけたかと思います。

雨漏りはしっかりと原因を突き止めて根本解決しないと、再発する危険があります。雨漏りが再発してしまうと再度修理が必要となり、無駄な修理費用が発生します。

そのため、雨漏り修理の際は確実に原因を突き止めるために、「目視検査」だけではなく、「散水検査」を行うことが重要です。